室蘭市 Kさん宅

建築会社選びよりも床選びを優先し、ショールームで無垢材の魅力を実感
念願の家づくりを決めたKさんご夫妻が真っ先に向かったのは、札幌市にショールームを持つ体験型無垢フローリング専門店の「シーゲル」でした。キャンプやログハウスの滞在など、アウトドアを通じて木に親しんだことで、無垢材への憧れを募らせた奥さんが、建築会社の選定よりも優先したのが床選びでした。
対してKさんは当初「床にそんなにコストをかけなくても…」と消極的。しかしショールームでその質感を確かめると「足触りの良さが想像以上で、無垢フローリングの価値を理解しました」と、気持ちが一変したといいます。
ご夫妻が選んだのは「インポート・ユニ」シリーズのナラ材。このシリーズでは適度に節の入った「ラスティック」というグレードを使用していますが、昨今のウッドショックの影響で節の量が通常よりも多く、色味の濃いものが増えていました。一方でスタッフとの会話から見えてきた奥さんの好みは「節が控えめで、色味が薄いもの」。そこで同社はカタログには掲載されていない「ラスティック」とほとんど節がない「セレクト」の中間グレードを提案。「ショールームでの何気ない会話から私の好みをくみ取って、融通を利かせてくれたことに感激しました」と奥さんは振り返ります。
完成した新居は、玄関ホールから家族が集うLDKまで無垢の床が広がる豊かな空間。陽光や照明がもたらす陰影が、朝に夕にとその表情を変えています。「感触が気持ちよくて、家の中ではいつも素足です」とご夫妻。無垢材ならではの特別な質感を堪能しながら、新居での暮らしを楽しんでいます。




設計・施工 (株)住まいのウチイケ