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VOICE

お客様の声
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中札内村 門屋さん宅

夢は願えばかなうもの

中札内村の市街地から車で数分。ニジマスが住むという小川が流れ、十勝らしい田園風景が広がる一角に、その懐かしい住まいはあります。ゆったりとした敷地には新たに菜園や薪棚も設えられ、6年の歳月に洗われた板葺きの建物は、田園風景にすっと溶け込むようです。

玄関に一歩足を踏み入れると、見覚えのあるラスティックな雰囲気の無垢フローリングと、門屋さんご夫妻の笑顔が出迎えてくれました。

「6年前、中札内の風景に似合う木の住まいを建てたいと思いました。その決め手になったのが、無垢材の床。当時、いろんな会社のオープンハウスを見学して、一番気になったのが床の硬さでした。一生に一度の家づくりですから、多少無理をしても足触りのやさしい無垢材にしたいと思いました」。施主支給を真剣に考えていた門屋さんは偶然、リプランに掲載されていた「シーゲル札幌ショールームオープン一周年記念・無垢フローリングプレゼント」のお知らせを目にしました。「見た瞬間、これはうちの床だって思いました。嬉しい予感どおり、応募すると、20坪分の無垢フローリングが当選しプレゼントしていただきました」。


プレゼントの無垢フローリング20坪分は、1階の寝室以外の床に施工。足りない床板は、門屋さんが自費で同じ床板を追加しました。「当時はまだ無垢フローリングの施工も一般的ではなく、シーゲルさんは施工方法などの相談にもきめ細かく対応してくれて、嬉しかったですね」。

さらに新築2年目の冬には、暖房を蓄熱暖房から薪ストーブに切り替え。新たにシーゲルの同じ床材を買い足し、床にあったガラリをふさぎました。「施工から数年経っても、すぐ同じものが手に入るのは、さすが専門店と心強く感じました」。

鋳物の薪ストーブの重厚な佇まいに、経年変化を経て、より深味を増した無垢フローリングがよく似合います。追加施工した床板もしっくりと馴染んで門屋さんがこだわり続けた「木質感を生かした住まい」は、さらに深化していました。

意識しないことの幸せ

新築から6年経って、増えたのは床板ばかりではありません。引っ越し間もない頃、奥さんのお腹にいた娘さんは5歳に、さらに昨年もう一人、娘さんが生まれ、4人家族になっていました。

最初の出産以来、奥さんは育児に追われ「気づいたら、6年経っていました。あんなにこだわった床板ですが、実は十分な手入れができていません。それでも、足触りの良さは変わりませんし、娘たちはいつも裸足で走り回っています」と奥さん。小さな子どもがいる家では当たり前にある床の食べこぼしも、固く絞った雑巾がけできれいになり、染みもできないそう。モノを落として多少の凹みができても、湿気を吸った床板はある程度は前の状態に戻るので、目立たなくなります。家具やおもちゃなどでついた傷や日焼けによる色の変化は、一種の「生活の証」と思えるようになったそうです。

「新築当時、無垢の床板はデリケートだと思っていましたが、大きな誤解でした。新建材の床にはない強さがあるんだなぁと6年暮らしてみて、改めて実感。育児を大らかに楽しめるのも、シーゲルさんの床のお蔭です」。そう語る門屋さんですが、マイホームには唯一、後悔の部屋がありました。新築時、予算の都合で別手配のパイン無垢板張りで仕上げた1階の寝室がそこ。6年経ったパインの床は、隙間やヤニが目立つようになって、ついシーゲルの床と比べてしまうといいます。「やっぱり、餅は餅屋。専門メーカーの製品は、凄いんだなぁと再認識しました。まだ時間はかかりますが、近い将来、寝室もシーゲルさんの床板に張り替えようと思っています」。

門屋さん夫妻がこの地で暮らし始めて、近隣には同じ年頃のお子さんを育てる家が増えました。最近では、ご近所さんが家に集まって季節行事をにぎやかに楽しむ機会も増えました。6年分の暮らしの痕跡を刻んだ愛着のある無垢床は、これからも地域の子どもたちの足裏と家族の暮らしに磨かれ続け、より一層の輝きを放つことでしょう。