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この度はシーゲルのWEBサイトをご覧いただき、誠に有難うございます。弊社で取り扱う商品は、 天然素材だからこそ味わうことのできる、肌触りや意匠性が最大の魅力ではありますが、一般的な工業製品(新建材) とは、多々異なる、天然無垢素材ゆえの特性もございます。ここにそうれの特性を詳しくご説明させて頂きます。
無垢フローリングをご検討の段階でしっかりとご一読いただき、それらの特性を十分ご理解の上、商品をご採用い ただきますようお願い致します。万が一、天然無垢素材の特性をご理解頂けない場合は、シートフロア等の工業製品、 その他の商品をご採用されますことをお勧め致します。
施工店様、設計事務所様におかれましては、ご採用の前に無垢材の長所と短所をご説明頂き、「GUIDE BOOK|ご 採用頂くにあたって」を以下からかならずダウンロードし、お渡しくださいますようお願い致します。
気持ちのよい肌ざわり
無垢材は呼吸をしているので、足裏で感じる温もりと肌ざわりが新建材とはまったく異なります。気持ちの良い自然素材の上で、わが子を元気に遊ばせてあげたいとい願うお客様のご相談も増えています。
本物の木の香り
無垢材だけが持つ心地よい香りが漂い、癒しの効果が期待できます。忙しい毎日だからこそ家にいる時間はできるだけリラックスして過ごしたい。無垢フローリングはそんな願いも叶えます。
サスティナブルでエコな建材
無垢フローリングは、キズやシミができても、表面を薄く削って塗装し直せば、新品同様に生まれ変わらせることができます。新築から数十年後にリフォームの時期を迎えても再利用できるのです。剥がして捨てて、燃やしてCO2を放出…。そんな床材選びを見直す時代が来ています。
資産価値を高める
今後は中古住宅市場がこれまで以上に活性化してくるでしょう。将来的な住み替えで住まいを売却する際には、家自体の資産価値はもちろん、家自体に備わる魅力も重要ですが、リペアが可能な無垢フローリングの仕様は、張り替えが必要な床よりも価値や魅力が評価される可能性があります。
自然の素材感と風合い
今はプリント技術が進化して、木目風のフローリングもだいぶ精度は高くなりましたが、それでも本物との差は歴然。一歩家に足を踏み入れると、床が無垢フローリングかそうではないかで、空間の雰囲気や本物感は圧倒的に違います。自然の素材感と風合いが、空間全体の美しさにつながります。
以下にまとめた現象は天然無垢素材の特性上、避けることができません。しかし、その程度は施工地域の気象環境、お客様のライフスタイルによりすべて異なります。ご入居後に支障をきたさない程度の下記の現象は、必ず起こるものとお考え下さい。
色の変化
床鳴り
反り・突き上げ
スキ
ヒビ割れ
色の変化 | 天然無垢素材は時間経過と共に少しずつ色合いが変化していきます。日差しや照明でも色合いは変化しますが、家具やアクセントラグ等の置物の裏側は、特に周囲との色の差が大きく生じます。 |
キクイムシの発生 | 弊社の天然無垢素材は防虫・防腐処理を一切行っておりません。従って植物や野菜・果物に虫がつくように、ごく稀にキクイムシという木に寄りつく虫が発生する場合がございます。 |
フローリングの床鳴り | 無垢フローリングは時間経過と共に伸縮を繰り返す為、多少の床鳴りが生じる場合がございます。 その音の鳴り具合は季節の変化によっても変化する場合があります。 ★夏季の湿度が高い時期は、フローリングが膨張して擦れ合い、床鳴りが発生しやすくなります。その場合、除湿器を使い湿度管理を行う事により、音が軽減される場合もございます。 |
反り | 天然無垢素材は室内環境(湿度)により、少しずつ反りを繰り返す場合があります。特に幅の広い商品は、幅の狭い物に比べ、反りやすい特性がございます。 ★反りは室内の湿度管理を行う事により、軽減される場合もございます。 |
膨張および突き上げ | 天然無垢素材は、湿度が高い時期(特に梅雨時期)に水分を吸収して膨張し、突き上げを起こす可能性があります。サネとサネの部分が詰まってきたとお感じになられたら、それは無垢フローリングが膨張しているサインです。除湿器をお使い頂き、室内の湿度管理をお願いします。 |
毛羽立ち(※) | メンテナンスを長期間行わずにいると、木の潤いが低下して起こる場合があります。また、室内の湿度管理が不十分だったり、木気をそのまま放置して起こりやすくなる現象です。その他、水拭きを行い過ぎても毛羽立ちが起こりやすくなるのでご注意ください。 |
カビの発生 | 天然無垢素材は高温多湿の状態が続いたり、湿ったラグやマット、布団等を敷きっぱなしにした状態が続くと、カビが発生する場合があります。マットは水気を含んだらこまめに交換し、湿度が高い場合は除湿器をお使い頂き、室内の湿度管理をお願いします。 |
痩せ(スキ) クラック(ヒビ割れ)(※) |
天然無垢素材は高温多湿の状態が続いたり、湿ったラグやマット、布団等を敷きっぱなしにした状態が続くと、カビが発生する場合があります。マットは水気を含んだらこまめに交換し、湿度が高い場合は除湿器をお使い頂き、室内の湿度管理をお願いします。 ★冬季間、継続的に暖房を使用する寒冷地では、痩せ(スキ)やクラック(ヒビ割れ)は避けられません。室内の湿度管理がとても重要となります。ご注意ください。 |
擦り傷・へこみ傷(※) | 物を引きずったり落としたりすると、表面に擦り傷・へこみ傷がつきます。また、家具やピアノ等、重い物を配置する場合はベニヤ等を敷き、ウエイトが分散するよう配慮をお願いします。 |
シミ・汚れ(※) | 水気や飲みこぼしをそのまま放置すると、表面にシミや汚れが残る場合があります。水分が付着した場合は、速やかに乾いた雑巾等で分布を拭き取ってください。純正メンテナンス用品で定期的にお手入れして頂くと撥水効果や保護効果があり、水気が染み込む時間を遅らせることも可能です。定期的なメンテナンスをお勧めします。 |
(※)軽度な状態であれば、補修が可能です。補修方法はメンテナンスをご覧ください。
無垢フローリング・壁材・造作部材全般
1)湿度の高い環境下では除湿器をお使いください。
夏場、湿度の高い時期(特に梅雨時期)には除湿器をお使い頂き、室内の湿度を出来るだけ40%に近づけるよう、湿度管理をお願いします。湿度が高すぎると、天然無垢素材が湿気を吸収し膨張や床鳴りを起こす場合があります。この膨張が一定のレベルを超えると床や壁の一部が盛り上がる「突き上げ」という現象が起こる場合があります。 夏季にサネとサネの隙間が無くなってきた場合は、突き上げに対しての注意が必要となりますのでご注意ください。
2)湿度の低い環境下では加湿器をお使いください。
冬季間、湿度の低い時期は加湿器をお使い頂き、室内の湿度を出来るだけ40%に近づけるよう、湿度管理をお願いします。室内の湿度が下がり過ぎると、天然無垢素材が水分を放出し、痩せ(スキ)やクラック(ヒビ割れ)等が極端に高まります。サネとサネの隙間が大きくなってきた場合は、室内が乾燥しているサインですのでご注意ください。
3)ワックス成分を含む化学モップや雑巾でのお掃除はおやめください。
無垢フローリングはワックス成分を含む化学モップや雑巾でお掃除すると、油分で表面が大変滑りやすくなり、転倒の危険を招きます。また表面にシミが残り、修復が困難になる場合があります。
4)スプレーモップ、スチームクリーナーのご使用はおやめください。
毛羽立ちやシミ、割れの原因を招き、修復が困難になる場合があります。
5)キッチンやWC、脱衣所では水切りマットをお使いください。
水が頻繁にかかる可能性のある場所でフローリングをお使いの場合は、必ず「水切りマット」をお使いください。また、水切りマットが濡れた場合は、こまめにマットの交換をお願いします。シミやカビの発生、色の変化、膨張による突き上げが起こり、修復が困難になる場合があります。
6)床暖房はお使いいただけません。
さまざまな不具合が発生する恐れがありますので、床暖房対応商品をお使いください。
7)電気カーペットのご使用はおやめください。
床材と電気カーペットの間に熱がこもり、激しい割れや変色が起こり、修復が困難になる場合があります。
ハイブリッドフローリング全般
1)床暖房でご使用の場合
ハイブリッドシリーズは床暖房対応の商品であっても、痩せ(スキ)、クラック(ヒビ割れ)を100%回避することは出来ません。そのリスクを最小限に抑えた性質の商品であり、床暖房の設定温度・使用頻度によりますが、必ず多少の痩せ(スキ)・クラック(ヒビ割れ)が起こるものとお考えください。また、それらの現象を最小限に抑える為にも、床暖房をご使用の期間中は加湿器をお使い頂き、室内の湿度を出来るだけ40%に近づけるよう、湿度管理をお願いします。
2)低温・間接式(パッシブ工法等)でご使用の場合
ハイブリッドEXシリーズは低温・間接式床暖房対応の商品であっても、痩せ(スキ)・クラック(ヒビ割れ)を100%回避することは出来ません。そのリスクを最小限に抑えた性質の商品であり、低温床暖房の設定温度・使用頻度にもよりますが、必ず多少の痩せ(スキ)・クラック(ヒビ割れ)が起こるものとお考えください。また、それらの現象を最小限に抑える為にも、床暖房をご使用の期間中は加湿器をお使い頂き、室内の湿度を出来るだけ40%に近づけるよう、湿度管理をお願いします。
3)キャスター付きの椅子や家具をご使用の場合
ハイブリッド系のフローリングは、表面に2〜3mmの天然無垢の挽き板を貼り合わせた複合タイプの商品です。キャスター付きの椅子や家具をご使用の際は、表面の挽き板が剥がれる場合がありますので、ご注意ください。
4)カーペット(ラグ)のご使用について
床暖房や、低温式床暖房をご使用の場合には、カーペット(ラグ)を使用されると、床材とカーペットの間に熱がこもり、激しい割れや変色が起こってしまい、修復が困難になる場合があります。また、カーペットやラグが裏面に滑り止めが施されている商品の場合、熱によって滑り止めが溶け床に付着してしまう恐れがございますので、ご使用をお控えください。
5)その他の注意事項
「無垢フローリング・壁材・造作部材全般」と同様です。
反り・床鳴り・ヒビ割れ・色変化のリスクを増幅させる現象
温風暖房機
エアコン
電気カーペット
(カーペット)
直射日光
反り・シミ・表面材(無垢)の剥がれ・割れを増幅させる現象
梅雨時期の高い湿度
雨漏り
台所・洗面所周辺の水
窓・縁側からの雨
シミや色変化のリスクを増幅させる現象
スチーム・水拭き掃除機スプレーモップ
直射日光
食べ飲みこぼし汚れ
ペットの排泄物
植物への水やり
アイロン
たばこの焦げ
結露の水
各種薬品の汚れ
沈み込み・傷へこみ・表面材(無垢)の剥がれ・割れを増幅させる現象
キャスター付きイス
テーブル
イス・テーブルの脚
ピアノ・重い家具・電化製品